借金完済に向けた返済計画とは?ポイントをおさえて完済を目指そう!

「いつになったら完済できるの?」
「完済できそうな借金のはずなのに返済が終わらないのはどうして?」
「このまま返済し続けるのは厳しいかも…」

完済できると考えたからこそ借金をしたのに、いつまでも続く返済に圧迫されて毎日の生活が苦しくなる一方だという債務者は少なくはありません。経済的に厳しい状況に追い込まれると、借金完済どころか、やがては毎月の返済さえ滞りかねないでしょう。そこで、この記事では、借金を完済するための返済計画の作り方や生活の見直し方法などのポイントを中心に、完済できない場合の対処法もあわせて紹介します。どうぞ最後までご一読ください!

過払い金請求でお悩みの方はお気軽に無料相談をご利用下さい。
ご相談や出張無料も無料!杉山事務所へご質問だけでもお気軽にどうぞ!電話で無料相談するメールで相談するお電話は9時~19時まで、メールは24時間いつでも受付!

【借金完済への道1】借金を完済できない原因を知ること

借金を完済したい、完済できずに困っているのなら、まずは「なぜ借金の返済が終わらないのか」を分析しましょう。原因が分かれば対策を立てられるからです。

一般的に、借金を完済できない人は以下のいずれか(もしくは複数)の状況に陥っている可能性があります。ご確認ください。

【借金を完済できない原因1】借金の返済総額を理解できていない

借金を完済できない原因として考えられるのは、完済までの返済総額を理解できていないことです。返済総額を把握しなければ、毎月いくら用意して、何年何ヶ月後に完済に至るかを計算できません。

ここで重要なことは、借金を完済するには、元本だけを返済すれば良いわけではないということです。例えば、10万円借りたら元本10万円を返済するだけではなく、利息の支払い、万が一滞納したときには遅延損害金までここに含まれます。そして、消費者金融などからの借入れに関して言えば、利息・遅延損害金は年利10数%以上の高利率で算出されるため、債務者にとって決して看過できるものではありません。

【借金を完済できない原因2】毎月の返済額が少なすぎる

借金を完済できない原因として次に考えられるのは、毎月の返済額が少なすぎるということです。もちろん、無理に高い返済額を指定すると滞納リスクが生じてしまいますが、極端に低額な返済額を指定すると、返済が長期化する要因となってしまいます。

しかも、毎月の返済額が少なすぎることは、返済期間の長期化をもたらすだけではありません。返済期間が長期化するということは、その分余計に利息が発生することを意味します。したがって、最終的な返済総額も増額されるので、より債務者にとっての負担が大きくなります。

【借金を完済できない原因3】家計収支を正確に把握していない

借金を完済できない原因としてさらに考えられるのは、家計収支を正確に把握していないということです。毎月収入がいくらあって、どれだけの固定費支出があるかを分析できていないと、毎月必要な借金の返済額を用意できません。その結果、返済日に間に合わせることができなければ、返済期日の翌日から日ごとに加算される遅延損害金が負担となります。

さらに、債務者ごとに家計収支上の問題点をチェックするのも大切な作業です。例えば、ギャンブルやFX取引、収入に見合わない浪費癖がある方はやめるように努力する必要があります。

【借金完済への道2】借金完済までのスケジュールを作る

借金を完済できない原因を理解できたなら、次は完済までのスケジュールを作り直しましょう。以下では、完済までの返済計画を作る際のポイントを紹介します。

完済計画は3年~5年が目安

返済計画を立てる上で重要なのは、現在から完済に至るまでの期間は3年~5年を目安にすることです。というのも、あまりに短期間の返済計画を作ってしまうと毎月の返済額が増えてしまうので返済を継続するのが現実的ではなくなるからです。他方、これよりも長期間での返済計画では、結局完済までの道のりが遠すぎて頓挫するリスクが生じます。

どこからいくら借りているのかを明確に

次に、どの消費者金融からいくら借り入れているかを明確にしましょう。特に多重債務者は、今自分がどこからどれだけ借りているのか分からない状況の中で、言われるがまま目の前の返済期日を処理しがちです。

したがって、遵守できる完済計画を作るためには、まず借金総額を明確にし、借入れ先とそれぞれの残債と金利条件などをリストアップするのが重要と考えられます。

もし、総額でいくら借りたのか、元本残高はいくらなのかが分からないのなら、各消費者金融HPの会員専用窓口でご確認ください。また、複数の消費者金融から借入れをしているために、どこから借りたかさえ分からないのであれば、CICやJICCといった信用情報機関に照会請求を行いましょう。

家計状況から返済可能額を割り出す

返済計画を作るうえで重要なのが、毎月の返済可能額を割り出すことです。今の家計を書き起こして、収入と支出の状況を視覚的に捉えてみましょう。

毎月の手取り月収から生活に必要なお金を支出しきったうえで、残額が借金返済に充てられる金額です。例えば、手取り月収が20万円、家賃5万円、光熱費2万円、スマホ代1万円、食費3万円、雑費3万円という家計状況なら、借金返済に使えるのは6万円となります。

もちろん、この残額をすべて借金返済に充てる必要はありません。生活をしていると時に大きな出費を迫られることもあるでしょう。少しずつ貯蓄に回しながら無理なく生活できる状況を維持しつつ、毎月の返済額をシミュレーションできれば理想的です。

【借金完済への道3】借金完済を実現するためのコツ

完済できない原因を把握し、完済までの道のりを作ることができれば、あとは以下のポイントに気を付けるだけです。

【完済のコツ1】お金の管理はしっかりと

返済計画を作るだけで満足してはいけません。大切なのは、返済計画通りに毎月着実に返済を続けることです。お金の管理が苦手な人は、毎月お金の管理が出来る状況を作りましょう。

例えば、毎日家計簿をつける、自分だけで管理できそうにないなら家族にも手伝ってもらう、必要以上のお金は財布に入れない、クレジットカードは使わないようにする(解約してしまうのもあり)などの方法が考えられます。

【完済のコツ2】出費を見直して節約を

毎月の返済可能額を増やせば完済が近付きますが、これには2つの方法が考えられます。家計の収入を増やすか、支出を減らすかです。会社に勤めているような場合だと収入を増やすのは簡単ではないので、完済を目指すにあたっては、節約をして家計の出費を減らすのがおすすめです。

例えば、外食の回数を減らして食費を節約、スマホの契約内容を見直したり格安スマホに機種変更、こまめに電気を切って光熱費を節約するなど、いろいろな方法が考えられます。

【完済のコツ3】返済方法の見直しやおまとめローンの活用

完済に向けた生活がスタートすると予想以上に家計が安定し、借金の返済が進むこともあるはずです。そのようなときには、毎月の返済額を増額したり、繰り上げ返済をして完済日を近付けましょう。

また、多重債務者の場合には、毎月複数の消費者金融に返済をしなければいけないので、返済日の管理が複雑になりがちです。おまとめローンを活用すれば返済窓口が一本化されるので、返済スケジュールの管理が容易になります。

まとめ

以上のように、借金を完済できない実情を冷静に分析し、確度の高い返済計画を作ることができれば、借金は完済できます。この記事で紹介した完済のコツを実践しつつ、来たるべき完済日を目指してください。

ただ、中には、収入に比べて借金総額が増えすぎてしまっている債務者や、会社をリストラにあったために無収入となり返済を継続できないという人もいるでしょう。そのような場合には、債務整理の利用をご検討ください。

国が認めた借金減額制度である債務整理を活用すれば、現在の借金問題を合法的に解決できます。杉山事務所であれば債務者の状況に応じた適切な債務整理方法を提案することができます。

代表司法書士杉山一穂近影
  • 司法書士法人杉山事務所
  • 代表司法書士 杉山一穂
  • 大阪司法書士会 第3897号
  • [プロフィール]

大学卒業後就職するも社会貢献できる仕事に就きたいと考え、法律職を志し、司法書士試験合格。合格後、大阪市内の事務所で経験を積み、難波にて開業。

杉山事務所では全国から月3,000件を超える過払い・借金問題に関する相談をいただいております。債務整理や過払い金請求の実績豊富な司法書士が多数在籍し、月5億円以上の過払い金を取り戻しています。

借金返済と債務整理へ戻る