ショッピングリボを任意整理するメリットとデメリット

クレジットカードにはキャッシング機能とショッピング機能があります。ショッピング機能とは買い物の代金を立て替える制度で、支払い方法は1回払いや分割払い、リボルビング払いなどがあります。

ショッピング利用分は、借り入れをするキャッシング機能とは性質が異なるため任意整理できないと認識している人もいますが、ショッピング利用分の支払いが厳しくなったときに任意整理をすることで、借金整理を前に進められるのです。

司法書士法人杉山事務所がクレジットカードのショッピング利用分を任意整理するメリットとデメリット、注意点について、わかりやすく解説します。

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ショッピングリボは返済が大変になりやすい

リボ払いには、毎月の返済額を一定にして支払う方法や、支払った残高に応じて毎月の返済額が変動する方法があり、どちらにも毎月の返済額に手数料が発生します。

リボ払いで買い物をした場合、毎月の返済額を安く設定することが多くなります。そうなると返済が長期化し手数料が段々と増えていき、完済が大変になりやすいのです。

リボ払いでは完済までに多額の手数料がかかる
リボ払いでは返済が長期化し手数料が増えていく

例えば、100万円の商品を毎月5万円ずつ返済すると、完済まで20回(1年8か月)かかり、合計手数料は12万8554円となります。

リボ払いは毎月の返済額を抑えられるので、ついつい使いすぎてしまい知らぬ間に返済額が増えていることが多くなります。ショッピングでのリボ払いを任意整理すれば増えた手数料をカットできるので完済のめどを立てやすくなるのです。

ショッピング利用分を任意整理するメリット

ショッピング利用分を任意整理するメリットは次の2つです。

  • 手数料をカットできる
  • 催促を止められる

この2つのメリットを知ることで、任意整理をした場合にどの程度借金が減り負担が軽減されるかのイメージがしやすくなります。

手数料をカットできる

3回以上の分割払いやリボ払いの場合、手数料が発生します。任意整理をすることで原則手数料をカットできるので、借金総額を減らせるのです。

分割払いで返済をすると手数料がかかるが、任意整理をするとカットできる
100万円を10回の分割払いで支払う場合

例えば、100万円の商品を10回の分割払い(実質年利15%)で支払うと合計の手数料が6万6980円なので、任意整理によって6万6980円がカットされます。

手数料がカットされることで借金総額も減り3年~5年の分割払いで支払っていくことになるので、毎月の負担が軽くなり家計のやり繰りがしやすくなるのです。

催促を止められる

さらに任意整理を弁護士・司法書士に依頼した場合、弁護士・司法書士はカード会社に対して受任通知を送ることになるので、カード会社は債務者に対して催促ができなくなります。

電話や書類での催促が来なくなることで、安心して借金整理を進めることができるのです。

ショッピング利用分を任意整理するデメリット

ショッピング利用分を任意整理するデメリットは次の2つです。

  • 信用情報機関に登録される
  • 商品が引き上げられることもある

デメリットをあらかじめ理解することで、実際にどう対処すればいいのかが明確になります。

信用情報機関に登録される

ショッピング利用分を任意整理すると信用情報機関に支払い状況などの事故情報が約5年間登録されます。登録されることで、新しいクレジットカードを作れなかったり、住宅ローンや自動車ローンを組めなかったりと生活に支障を来たすのです。

新しいクレジットカードが作れない場合の対処法はデビットカードや家族カードを使うことです。デビットカードは支払いと同時に口座から引き落とされるので審査が不要です。また、信用情報の登録は任意整理をした本人にとどまるので、家族名義のカードを使うことは問題ありません。

加えて、ローンを組めない場合の対処法は、中古物件や中古車を一括購入したり、レンタカーを利用することです。信用情報が登録されていても一度に現金で物を購入することはできます。レンタカーも現金で支払うのであれば本人確認書類のみを準備すればいいので、信用情報が登録されていても利用可能です。

クレジットカードも使えなくなる

任意整理をしたクレジットカードも会員資格が停止となり使えなくなります。使えなくなることで、買い物の際に現金で支払う手間が発生したり、ETCカードやポイントなどの付帯サービスや特典が使えなくなる可能性があるのです。

商品が引き上げられることもある

任意整理をするとカード会社は借金回収のために商品を引き上げて、返済のために充てることがあります。カード会社の利用規約には「商品の所有権はショッピング利用代金が完済されるまではカード会社にある」などと定められています。

例えば、カード会社に100万円の借金があるとしてクレジットカードで買った商品が20万円で処分された場合には、残りの借金は80万円になるのです。

リボ払いで購入したのであれば商品が引き上げられることは少ないですが、高額な商品を購入してなおかつ契約書にサインしたのであれば、商品が手元からなくなる可能性もあるので注意しましょう。

ショッピング利用分を任意整理する際の注意点

ショッピング利用分を任意整理する際の注意点は次の2つです。

  • 過払い金は発生しない
  • ショッピングだけを任意整理することはできない

注意点を理解することで、任意整理をよりスムーズに進められます。

借金の減額はできない

キャッシング機能と異なり、ショッピング機能では過払い金は発生しません。そもそも過払い金は、利息が利息制限法で定められた上限を超えている場合に発生するものです。一方で、ショッピングで発生する手数料は利息ではなく、あくまで立て替え金の手数料となります。

そのため、キャッシング利用分を任意整理すると過払い金により借金元本が減ることはありますが、ショッピング利用ではそもそも過払い金が発生しないので、借金元本が減ることはありません。

ただし、過払い金が発生しないからといってショッピング利用分を任意整理するメリットがないわけではありません。原則手数料がカットされるので、任意整理をすることで借金完済のめどを立てられます。

ショッピングだけを任意整理することはできない

クレジットカードのショッピング利用分を任意整理する際には、キャッシング利用分も一緒に任意整理する必要があります。そのため、ショッピング利用分を任意整理しつつキャッシング機能を使うことはできません。

ただし、キャッシング利用分に過払い金がある場合には、ショッピング利用分の返済に充てることが可能です。ショッピング利用分よりも過払い金が多く発生していれば完済でき、信用情報機関に登録されずに済みます。

ショッピング利用分の返済が厳しければ弁護士・司法書士に相談しよう

クレジットカードのショッピング利用分の返済が厳しい場合には弁護士・司法書士に相談することをおすすめします。弁護士・司法書士は法律に精通しており、債務者の経済状況に合わせた適切な借金整理方法を提案できるのです。任意整理で返済が厳しければ、個人再生や自己破産など他の方法も検討することもあります。

弁護士・司法書士に依頼することで債権者へ取引履歴の開示請求を行えるので、そこでショッピング利用分以外の借金や過払い金が見つかる可能性もあるのです。

司法書士法人杉山事務所では任意整理や過払い金請求の相談も承っております。お気軽にお問い合わせください。

代表司法書士杉山一穂近影
  • 司法書士法人杉山事務所
  • 代表司法書士 杉山一穂
  • 大阪司法書士会 第3897号
  • [プロフィール]

大学卒業後就職するも社会貢献できる仕事に就きたいと考え、法律職を志し、司法書士試験合格。合格後、大阪市内の事務所で経験を積み、難波にて開業。

杉山事務所では全国から月3,000件を超える過払い・借金問題に関する相談をいただいております。債務整理や過払い金請求の実績豊富な司法書士が多数在籍し、月5億円以上の過払い金を取り戻しています。

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