債務整理でブラックリストに載った人のその後|生活への影響は?

債務整理をするとブラックリストに載る、ということはご存知の方も多いと思います。しかし、債務整理後にブラックリストに載り、その後どうなるかはご存知ない方が多いようです。

他にも、過払い金請求を行ってもブラックリストに載る、銀行口座を作れない、というような誤解があるようです。

債務整理を行った人はその後、生活にどのような影響がでるのか、ブラックリストについて解説いたします。

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債務整理をするとブラックリストに載る

まず、大前提として債務整理を行うとブラックリストに載ります。

債務整理とは任意整理、個人再生、自己破産、特定調停の4つの総称ですので、4つのうちのどの手続きを行っても原則的にはブラックリストに載ります。

しかし、過払い金請求を行うだけではブラックリストに載りませんし、債務整理の際に過払い金があることが分かりブラックリストに載らないというようなケースもあります。

ブラックリストとは

実はブラックリストという名前の一覧が世にあるわけではありません。

借金の滞納や債務整理の際に「お金を返せなかった」、「債務整理をした」という情報が信用情報機関に登録され、次回お金を借りようといた際に、金融業者が信用情報機関に照会し、過去の事故情報を見た上でお金を貸すことができない状態だと判断することを、俗にブラックリストに載っていると呼んでいるにすぎません。

ブラックリストに載ると借金やローンができなくなりますし、カードの発行もできなくなります。

どんな情報が登録されるのか?

信用情報機関には次の3つがあり、機関により登録される情報は異なりますが、基本的には氏名と返済状況が登録されるとお考えください。

金融業者はお金を貸す審査時に信用情報機関に問い合わせ、過去の返済状況を確認した上で貸しても大丈夫かどうかを判断しています。

  • 株式会社日本信用情報機構(JICC)
  • 株式会社シー・アイ・シー(CIC)
  • 全国銀行個人信用情報センター(KSC)

各信用情報機関に登録されている期間は債務整理の内容にもよりますが、おおよそ5年~10年と言われています。ただし、5年~10年は目安ですので、少なくとも5年はブラックリストに載っていると覚えておいてください。

過払い金請求だけではブラックリストに載らない

過払い金請求をすることでブラックリストに載ると思っている人は多数いらっしゃいますが、現在では過払い金請求を行っただけではブラックリストには載りません。

過払い金請求をするとブラックリストに載ると考えられているのは主に次の2つの理由があると考えられます。

  • 2010年当時は過払い金請求でブラックになった事実がある
  • 借金返済中に過払い金請求を行い、過払い金の額が借金残高よりも少なかった

現在では廃止されていますが、2010年(平成22年)4月19日までは過払い金請求を行うと「契約見直し(コード71)」という情報が信用情報機関に登録されていました。しかし、金融庁からの方針が出され2010年4月19日に「契約見直し(コード71)」は廃止されています。現在では過払い金請求によりブラックリストに載ることはありません。

過払い金請求は完済した借金に対しても、返済中の借金に対しても行うことができますが、借金返済中に過払い金請求を行い、取り戻せる金額が借金の残りよりも少ない場合に限りブラックリストに載ることになります。

完済した後に過払い金請求してもブラックリストに載らない

信用情報機関には「借金滞納中」や「自己破産」というような事故情報が登録されます。債務整理を行うと借金の返済が止まるので「滞納」が登録されますが、借金を完済している場合には登録する情報がありませんので過払い金請求をしてもブラックリストには載りません。

そもそも、過払い金は払いすぎた利息です。自分のお金を取り戻すだけの手続きですのでブラックリストに載るということがおかしいのです。

返済中に過払い金請求してもブラックリストに載らないことがある

借金を返済中に過払い金請求を行った場合、戻ってきたお金で借金を返し終わるかどうかでブラックリストに載るかどうかが決まります。

過払い金が多く戻ってきて借金が完済できればブラックリストに載ることはありません。逆に借金が残るようであれば「債務整理を行った」として扱われるのでブラックリストに載ります。

過払い金請求を弁護士や司法書士に依頼すれば、手続き前にいくら取り戻せるかが分かりますのでブラックリストに載るかどうかが事前に分かるので安心です。

債務整理をしなくても滞納があるとブラックリストに載ることもある

前述していますが、信用情報機関に登録される情報には「滞納」も含まれます。

借金の返済を1度遅れた程度でブラックリストに載ることはありませんが、何度も続けて遅れてしまうとブラックリストに載ることになります。

もし現在借金の返済が苦しい、遅れそうという状態であれば返済が滞りブラックリストに載るよりは債務整理を行って返済額を減らしてブラックリストに載った方が良い結果になるかもしれません。

実際、いつの間にかブラックリストに載っていたという人もいますので、借金返済に困っているようであれば弁護士や司法書士に相談することをおすすめいたします。

なお、通常借金とは言いませんが、奨学金の返済の滞納や携帯電話本体の購入代金の分割払いを滞納することでもブラックリストに載ることがありますのでご注意ください。

債務整理を依頼してもブラックリストに載らないこともある

債務整理を行うことでブラックリストに載ると前述していますが、例外的に債務整理を行ってもブラックリストに載らないことがあります。

これは債務整理を行う前提で弁護士や司法書士に依頼し、借金を調査してみると過払い金が発生していることが分かり、過払い金で現在の借金を完済できるケースです。

過払い金は多くは2007年以前の借金に対してしか発生しませんが、2019年の現在でも過払い金請求は可能です。過払い金請求には10年の時効がありますが、最後の返済日から10年が時効なので今からでも過払い金請求できるのです。

借金の返済に困っているという場合でもよくよく調べると、本当は完済していたということもあります。杉山事務所では過払い金の相談、調査、計算は無料で行っております。まずは無料相談をご利用ください。

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債務整理後、ブラックリストの生活への影響

ブラックリストに載ると借金とカードの発行ができなくなります。

ここでいう借金というのは、消費者金融などでのキャッシングや住宅ローン、自動車ローンなどのことを指します。そして、クレジットカードは発行できなくなりますが、既に持っているクレジットカードも段階的に使用できなくなります。

キャッシングできなくなる

ブラックリストに載るとキャッシングできなくなりますが、銀行なのか、消費者金融なのか、クレジットカードなのかで影響の度合いが変わります。

一番難しいのは銀行のキャッシングですが、消費者金融やクレジットカードの場合には限定的ですが利用できることがあります。

銀行のキャッシング

キャッシング審査で一番厳しいのは銀行カードローンです。

銀行カードローンは金利が低く、利用希望者は多いものの、本当に返せるのかを審査しますので、銀行審査に落ちるということはよくあります。

ブラックリストに載っていなくても審査に落ちることがある銀行カードローンですから、債務整理をしてブラックリストに載ったという状態ではまず審査に通ることはないでしょう。

消費者金融のキャッシング

消費者金融の審査の場合には必ず信用情報機関を利用します。そのため、ブラックリストに載っている状態ではキャッシングの審査に通るのは難しいです。

しかし、消費者金融の場合には信用情報機関以外にも、自社審査の内容次第では貸し出しを行うこともあります。そのため、審査の緩い消費者金融であればブラックリストに載った状態でもキャッシングできることがあります。

クレジットカードのキャッシング

債務整理を行うとクレジットカードのショッピング機能もキャッシング機能も使えなくなります。

ただし、債務整理を行うと直ちにクレジットカードが使えなくなるのではなく、数か月間後に使えなくなります。そのため、カードが停止になるまでの期間であればキャッシングを利用することが可能です。

しかし、本来審査に通らないキャッシングをするというのはあまりよいことではありません。ブラックリストに載るということは借金ができなくなるのが前提ですので、借金をせずとも生活ができるライフスタイルを確立すべきでしょう。

クレジットカードは使えなくなる?

債務整理を行うとブラックリストに載り、クレジットカードは使えなくなります。ですが、今後ずっとクレジットカードが使えないというわけではありませんのでご安心ください。

債務整理した会社のクレジットカードは使えなくなる

クレジットカードのショッピング機能は、一時的にカード会社がお金を立て替えるという仕組みです。借金ではありませんが、立替金を返してもらうという点では借金と共通点も多く、ブラックリストに載るとクレジットカードは使用不可になります。

原則的に、債務整理を行ったクレジットカードはすぐに利用できなくなります。

債務整理していない会社のクレジットカードも使えなくなる

債務整理を行った際に、債務整理をされたカード会社から信用情報機関に事故情報を登録します。しかし、債務整理されていないカード会社はすぐに事故情報を知るわけではありません。

カード会社には途上与信という、クレジットカード発行後に審査を行うことがあります。この審査時に事故情報を知り、カードの利用停止にするのですが、どの程度の頻度で途上与信を行うかはカード会社によって異なります。そのため、債務整理後に数年間カードを利用し、ある時を境に突然利用停止ということが起こりえます。

また、カード会社には途上与信のほかに、カードの更新時期にも信用情報機関を確認しますので、この時に利用停止になることも考えられます。

住宅ローン・自動車ローンは組めなくなる

ブラックリストに載ると銀行の融資はまずおりません。そのため、住宅ローンや自動車ローンを組むことはほぼできないと断言できます。

しかし、債務整理を行った人が今後住宅ローンや自動車ローンを組めなくなるというわけではなく、ローンを組む方法もあります。

ブラック解除されてからローンを申し込む

ブラックリストの登録機関は5年~10年です。期間に幅があるのは行った債務整理の内容により登録機関が異なるからです。

任意整理の場合には5年間、自己破産と個人再生の場合には10年間はブラックリストに載っていますので、債務整理後5年が経てばローン審査に通る可能性があります。

審査内容の良い保証人を探す

銀行が審査をするのは「支払い能力」です。仮に申込者本人の支払い能力が怪しい場合でも連帯保証人に十分な支払い能力があると判断されればローンに通る可能性があります。

もし自分の周囲に審査内容の良い人がいれば連帯保証人になってもらうことでローンに通るかもしれません。

債務整理後は借金ができなくなります

債務整理後には貸金業者からの借金はできなくなります。例外的に借りることができる業者もいますが、債務整理を行ったということは返済に困ったことがあるということです。可能な限り借金をしない生活を身に着けるようにしましょう。

ブラックでも借りられる金融業者とは

ブラックリストに載っている状態でも積極的に貸し付けを行ってくれる金融業者がいます。いわゆる闇金です。

自己破産や個人再生を行うと官報という政府が発行する新聞のようなものに氏名と住所が載ります。普通の人は目にすることはない官報ですが、闇金業者は官報を見て、「自己破産をしていてもお金を借りられる」、「ブラックでも借りられる」といううたい文句で貸し付けを行っています。

しかし、闇金は金利が違法に高く、取り立ても厳しいため闇金にお金を借りることは得策とはいえません。

個人間ならお金は借りられる?

親、友人、知人、職場の同僚など個人間であればお金を借りることは可能です。しかし、ブラックリストに載っていて貸金業者からお金を借りることができないから個人から借りるというのも得策ではありません。

借りた人と関係が近いほど返せなくなった時の人間関係が大変です。

また、貸金業を行っている場合には利息制限法の金利(15%~20%)が適用されますが、貸金業を行っているわけではない個人からの借金の場合には、年利109.5%までは合法です。金利が非常に高いように見えますがこれは法律で定められている金利です。

債務整理を行った後には可能な限り借金をしないような生活をしましょう。

債務整理後にできなくなるのは借入とカード発行だけではない

債務整理後には借金やカード発行はできなくなりますが、それ以外にも支払い関係のことではできないことがございます。

分割払いできなくなる

ブラックリストに載っていると高額な買い物を分割払いできなくなります。

携帯電話の本体代金を分割払いすることはよくありますが、この分割払いができなくなります。もちろん、一括払いならば購入は可能ですが、選択肢が狭まることは間違いないでしょう。

保証人になれないことがある

ブラックリストに載っていると借金の保証人なることができなくなります。住宅ローンや奨学金の保証人などが該当します。

しかし、賃貸物件の保証人のように、借金ではない保証人であればなれます。ただし、賃貸物件の保証人であっても信販会社を介する場合には信用情報を確認されて保証人になれないということもあります。

賃貸借物件を利用できないことがある

原則、ブラック状態でも賃貸物件を借りることはできます。

しかし、家賃の支払い方法がクレジットカードである場合や信販系の会社が保証会社になる場合には信用情報を参照するため審査に通らず、部屋を借りられないということがあります。

信販会社を介するものは利用できない

世の中には会費をカード払いしか受け付けないというサービスも多くあります。この場合にもクレジットカードが持てないために利用できないということが起こりえます。

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ブラックリストとは違う社内ブラックとは?

ブラックリストは信用情報機関に登録される情報のことですが、似た言葉に社内ブラックというものがあります。

貸金業者やカード会社は顧客情報を社内に保管しており、債務整理をされた場合にはその情報を履歴として残します。そして次回申し込みがあったときには過去の情報を参照し、審査に通さないことがあります。

これを社内ブラックと呼びます。

信用情報機関の事故情報は登録している企業であればどこでも見られますので共有しているのに対し、社内ブラックはその会社独自の情報ですので、原則的に外部に出ないという点で異なります。

そして、ブラックリストは5年~10年で削除されますが、社内ブラックは削除されませんので、一度社内ブラックに登録されると今後、その会社から借り入れをすることはできないということが起こりえます。

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自分がブラックリストに載っているか確認するには?

信用情報機関には過去の延滞状況や債務整理の情報などが残っています。ブラックリストといういちらんがあるわけではありませんが、信用情報機関に自分の情報を開示してもらうことで、過去の支払い状況がどうなっているのかを見ることができますので、ブラック状態になっているかどうかの判断ができます。

自分の信用情報を確認するには次の3つの機関に問い合わせる必要があります。

  • 株式会社日本信用情報機構(JICC):主な会員は消費者金融と信販会社
  • シー・アイ・シー(CIC):主な会員はクレジットカード会社と信販会社
  • 全国銀行協会(KSC):主な会員は銀行と銀行系カード会社

いずれの信用情報機関にも郵送やインターネットにより自分の信用情報を確認できますが、500円~1,000円程度の手数料がかかります。

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借金を滞納し続けると差し押さえをされてしまう

借金を債務整理で解決するとブラックリストに載ってしまうと敬遠し、借金を滞納してしまうと借金の一括請求をされます。しかし、この一括請求にも対応をしない場合には最終的には差し押さえをされるということになります。

多くの場合には給料の差し押さえを行われますが、財産を持っている場合には財産の差し押さえをされるということもあります。また、借金を滞納し続けることでもブラックリストには載りますので、同じブラックリストに載るのであれば債務整理をした方がよいともいえます。

携帯電話の料金を滞納してもブラックリストに載る!?

ブラックリストに載るのは主に借金の返済が滞った場合、債務整理をした場合、立て替え金の滞納があった場合です。毎月の携帯電話料金が遅れたとしてもブラックリストに載ることは普通はありません。

しかし、注意しなければならないのは携帯電話本体を分割支払いで購入しており、毎月の携帯電話料金の中に分割支払い分が含まれている場合です。この場合には立替金が滞納されたと判断されますのでブラックリストに載ってしまいます。

ただし、1回の延滞でブラックリストに載ることはなく、2ヶ月、3ヶ月と延滞を続けることでブラックリストに載ります。もしも支払いが遅れるということがあれば早めに対処する必要があります。

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ブラックリストに載ってでも債務整理すべき!?

借金の返済に困っている、今月の返済をどうしよう、そんな状態でもブラックリストに載るのが怖いので債務整理はやりたくない、そんな風に考えるのも当然です。

ブラックリストに載るということがどういうことなのかを具体的に知っている人は、世の中にはあまりおらず、知っている人でも積極的に話そうとはしません。

ではブラックリストに載るとどうなるのかというと詳細は弁護士や司法書士などに聞くのが一番です。

借金問題に困っている人で債務整理をした人はブラックリストに載っていますが、どなたに聞いても「債務整理をしてよかった」、「生活が楽になった」と言われます。それだけ借金返済を続けていくということは難しいことなのです。

ブラックリストに載るデメリットは複数ありますが、大別すれば次の2つしかありません。

  • 自分名義でクレジットカードが使えなくなる
  • 自分名義で借金したり、ローンを組んだりできなくなる

逆をいえば、自分名義のクレジットカードや借金をしなくてもよい場合にはデメリットはほとんどないともいえます。

借金返済に困っている人は今、債務整理をしなくても将来的に債務整理をしなければならない可能性が高く、自己破産をしなければならなくなる前に任意整理や個人再生など別の手段で解決することをおすすめいたします。

もし、自分が債務整理をすべきかどうかの判断に迷った場合には、借金返済のために別の会社から借金を考えているかどうかを考えてください。借金返済のための借金をするような状態では将来的に解決する見込みは少なく、たとえリスクがあるとしても早い段階での解決が望まれます。

杉山事務所では借金問題の相談を無料で行っております。ぜひ杉山事務所の無料相談をご利用ください。

ブラックであっても自分名義以外のカードやローンは利用可能

ブラックリストに載るとクレジットカードは止まり、利用できなくなります。借金やローンもできなくなりますので不便であることは間違いありません。

しかし、信用情報に傷がつくのは債務整理を行った本人だけであり、家族には影響しません。ということは家族名義のクレジットカード(家族カード)であれば利用できますし、住宅ローンや自動車ローンも家族の名義であれば問題ありません。

家族名義のカードやローン以外にも代替手段はございますのでご紹介いたします。

デビットカードを利用する

キャッシュレスを考えた時にオススメなのがデビットカードです。

現金を使わずにカードで支払いをする点ではクレジットカードを同じ感覚で使えますが、クレジットカードのように立て替えをしませんのでデビットカードを作る際には審査がありません。たとえ、ブラックリストに載っていたとしてもデビットカードを作ることは可能です。

※デビットカードとは、カードを利用すると同時に預金口座からお金の引き落としが掛かるタイプのカードです。

デビットカード以外にもプリペイドカードであれば先払いですのでキャッシュレスに対応しています。

家族名義のローンを利用する

ブラックリストに載っていたとしても家族名義のローンであれば問題ありません。とはいえ、収入によりローンでの借入額は上下しますので必ずしも有効な手段とはいえませんが、特に専業主婦の方が債務整理をした場合には有効です。

住宅ローンや自動車ローンを組めるか組めないかで将来設計は変わってきますが、ブラックリストに載った場合に利用するかどうかを検討してみましょう。

一括払いを利用する

借金やローンができないということは高額な買い物は一括払いをするしかないということです。

一括払いは不便だと思えますが、発想を変えればお金を貯めてから使うということは借金体質からの改善をする、とも捉えられます。

一度借金に困って債務整理をしているのですから、もう借金に困らないという体質を作るのは大変重要です。

ブラックリストに載っても問題ない人

前述していますが、ブラックリストに載っても影響がほとんどない人がいます。主に専業主婦の方です。

収入の大部分を夫または家族に頼っているわけなので住宅ローンや自動車ローンも夫名義になることがほとんどです。債務整理後にあえて借金をする必要はありませんからブラックリストに載っても影響がないといえます。

クレジットカードを使う場合も支払い口座を同じにして問題ないのであれば夫名義のクレジットカードの家族カードを利用可能です。

信用情報とは関係のない契約

ブラックリストに載ると日常生活の様々な点で影響が出ると考えている人もいます。確かに影響はでますが、ブラックリストに載ると選挙権がなくなる、将来年金がもらえなくなるなど誤った情報も出回っています。

契約時に審査は必要ですが、信用情報とは関係のない審査をする契約も世の中にはたくさん存在します。

一例では借金以外の連帯保証人、生命保険、銀行口座開設などがあります。

借金以外の連帯保証人

ブラックリストに載ると連帯保証人になれない、という情報があります。これは半分だけ正しいです。

正確には、信用情報を照会する契約の連帯保証人になれない、です。

ブラックの状態で保証人になれないのは次のような契約です。

  • 消費者金融の保証人
  • カードローンの保証人
  • 奨学金などの保証人

上記のように、いわゆる「借金の保証人」にはなることはできません。反対に、ブラックであっても保証人になれるものには次のようなものがあります。

  • 賃貸借契約の保証人
  • 就職時の保証人
  • 入院時の保証人

賃貸マンションなどを契約する際の賃貸借契約書には通常、連帯保証人が必要です。しかし、賃貸借契約の連帯保証人の審査は不動産会社が独自に行うものであって信用情報機関への照会は行いません。

ただし、例外的に信販系の家賃債務保証会社との契約が必須な場合や家賃の支払い方法がクレジットカードである場合などは賃貸借契約とは別の理由で審査に通らないことがあります。

就職時の保証人(身元保証人)にも問題なくなれます。就職時の身元保証人には通常審査がないからです。同様の理由で病院に入院する時の身元保証人(連帯保証人)にもなれます。

契約時の審査で信用情報機関への照会をするのは原則的には貸金業者、カード会社、銀行のいずれかだけです。

生命保険の締結

保険会社との契約には審査があります。これは生命保険や医療保険は契約の時点で病気がないか、将来的に保険会社が損をしないかを判断するためです。

仮に、生命保険の契約中に支払いができなくなった場合には、いざという時に保険が下りないだけなので保険会社としては支払い能力を審査する必要がないのです。

なお、生命保険には契約者貸し付けという借入のような制度があります。積み立て型の生命保険で解約返戻金を担保にお金を借りることができるのです。ブラックリストに載っていたとしても保険会社は信用情報機関を参照しませんので契約者貸し付けも利用可能です。

ただし、保険会社の契約者貸し付けにも低いながらも金利がありますし、返済をしないと契約自体がなくなってしまいますので早めに返すようにしましょう。

銀行預金口座の開設

ブラックリストに載ると銀行口座を作れないという誤った情報があります。しかし、実際にはブラックリストに載っていても銀行口座の開設はできます。

口座を作れないという情報は、「銀行カードローンの返済を滞納した際に口座が凍結されてしまい、口座が利用できなくなる」ということが誤って伝わったものと思われます。

銀行では通常、1人に対して1つの口座しか作れないことが多いので、口座が凍結された銀行でもう1つ口座を作ることはできないかもしれません。しかし、別の銀行であれば問題なく作れるはずです。

  • 司法書士法人杉山事務所
  • 代表司法書士
  • 杉山一穂

大学卒業後就職するも社会貢献できる仕事に就きたいと考え、法律職を志し、司法書士試験合格。合格後、大阪市内の事務所で経験を積み、難波にて開業。

杉山事務所では全国から月3,000件を超える過払い・借金問題に関する相談をいただいております。過払い金請求に強い司法書士が多数在籍し、月5億円以上の過払い金返還実績を上げています。

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