A.利息制限法で許された利率(15%~20%)を越える利率である場合、おまとめローンで完済していても過払い金は返ってきます。
借金の返済に困ったときでもブラックリストに載ることを避けるために債務整理手続をせず、おまとめローンを利用された方で、一括返済する際に過払い金計算をされていない場合は、過払い金が発生している可能性が極めて高いです。
ただし、過払い金の請求はおまとめローンでの返済の日から10年過ぎると時効になり請求できなくなる危険がありますのでお早めにご相談ください。
おまとめローンとは、複数の貸金業者からの借金を別の1社に借り換えて借金を一本化するローンです。
おまとめローンを利用することにより借金返済が毎月1回でよくなり、多くの場合で金利が安くなるというメリットがありますが、返済期間が長くなることが多く返済総額は高くなることもあります。
おまとめローンを利用して消費者金融の借金を完済した場合、消費者金融の借金に対して過払い金請求できることはありますが、おまとめローンそのものに対して過払い金請求をすることはできません。
これはおまとめローンの金利が安く、過払い金請求ができるグレーゾーン金利に達していないからです。
おまとめローンで借り換えをする前に各消費者金融に対して過払い金があれば、おまとめローンを利用した後であっても過払い金請求することができます。
ただし、消費者金融の借金はおまとめローンを組んだ際に完済しております。この完済日(おまとめローンでの返済日)から10年を経過すると過払い金の時効になってしまい、お金を取り戻すことができなくなります。この場合の時効はおまとめローンを完済してから10年ではなく、元々あった借金をおまとめローンで完済した日から10年ですのでご注意ください。
過払い金請求をすると状況次第ではブラックリストに載ることがありますが、一度おまとめローンで完済した借金を過払い金請求した場合にはブラックリストに載ることはありません。
過払い金請求でブラックリストに載るのは発生している過払い金を借金に充当しても借金が残る場合ですが、おまとめローンで完済しているので借金が残るということがないためです。
おまとめローン後の過払い金請求のリスクは時効になってしまうことにありますので、できるだけお早めにご相談ください。
おまとめローンをしていても時効になっていなければ過払い金請求でお金を取り戻すことができます。
杉山事務所では相談は無料で行っておりますのでお気軽にお問い合わせください。
20代半ばの頃にパチンコにはまってしまい、生活が苦しくなったことがあります。最初は一時しのぎのつもりで消費者金融から足りない生活費分を借りていたのですが、返済と借り入れを繰り返すうちに借り入れ限度額が引き上げられ、足りなくなると借金をするということを繰り返していくうちに40代の頃には350万円ほどの借金を抱えるようになりました。
返済は続けましたが毎月の利子も非常に多く、借金はなかなか減りませんでした。そんな時に友人からおまとめローンで金利を大きく下げることができると聞いて早速やってみました。おまとめローンのお陰で借金は完済したものの、後日、消費者金融からの借金には過払い金があるのでお金が戻ってくると聞いてもしかしたら自分にもあるかもしれないと思うようになりました。
最初にお金を借りたのは20年以上も前のことですし、おまとめローンで完済しているのでお金は戻ってこないのかもしれないと思いましたが、過払い金請求をお願いすると約100万円を取り戻すことができ、非常にうれしかったです。
大学卒業後就職するも社会貢献できる仕事に就きたいと考え、法律職を志し、司法書士試験合格。合格後、大阪市内の事務所で経験を積み、難波にて開業。
杉山事務所では全国から月3,000件を超える過払い・借金問題に関する相談をいただいております。債務整理や過払い金請求の実績豊富な司法書士が多数在籍し、月5億円以上の過払い金を取り戻しています。