Q.過払い金の計算ソフトにはどのようなものがありますか?

A.過払い金の計算ソフトとして有名なものには外山式と名古屋式と呼ばれる2つの無料計算ソフトがあります。

計算ソフトを正しく使うことで過払い金がいくら発生しているのか計算できますが、返済の遅延があった場合や借り入れと返済を繰り返した場合など計算が複雑になることがあったり、取引履歴にすべての履歴の記載がなく正確な金額がわからない場合があります。

計算後は過払い金請求をすることになりますが、交渉を弁護士や司法書士に任せることを考えると最初から弁護士や司法書士に相談した方がよいでしょう。

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過払い金の計算ソフト

過払い金を計算できるソフトとしては次のようなものがあります。

外山式(無料計算ソフト)

外山式はアドリテム司法書士事務所の外山敦之氏が配布している無料過払い金計算ソフトです。

計算にはエクセルが必要ですが、取引日(借入日、返済日)と借入額、返済額を入力することで本来の支払い利息を計算することができます。

名古屋式(無料計算ソフト)

名古屋式は名古屋消費者信用問題研究会が配布している無料過払い金計算ソフトです。

こちらも外山式同様にエクセルが必要ですが、取引日、借入額、返済額を入力することで本来の支払い利息を計算できます。

使い方はそれほど難しくはありませんが、名古屋消費者信用問題研究会は公式サイトで利息計算ソフトの使用方法を公開しています。

ローンマスター/金利引き直し計算 S-Type(有料計算ソフト)

ローンマスターは2,310円で購入できる有料金利計算ソフトです。

利息の計算を行うことができますが、元々はローンやカードのリボ払いの元利展開計算をするためのものです。

金利引き直し計算書(有料計算ソフト)

金利引き直し計算所は4,200円で購入できる有料金利計算ソフトです。

金利計算や複数の債権者を一括管理できる機能があります。

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過払い金の計算ソフトは信用できるか?

過払い金の計算ソフトは無料であっても有料であっても使い方を間違えなければ正しい数字がでます。

そのため、過払い金無料計算ソフトであっても信用はできますが、問題になるのは正しく使えるかどうかと自分で過払い金請求する際に請求をして問題がないかどうかです。

過払い金の計算ソフトは正しく使えるか?

借金をした後に返済と借入を繰り返した場合であっても、過去の取引の日付と金額が分かれば正しい計算をすることはできます。

過去の取引の明細を全て取っていることや記録していることはまずありませんので、貸金業者に取引履歴を開示してもらい、取引履歴を参照して計算するのが普通です。

ただし、次のような場合には計算ソフトを使っても計算が難しいことが多く、弁護士や司法書士に相談するのが無難です。

  • 返済に遅延があった場合
  • 借り入れと返済を繰り返した場合
  • 取引履歴にすべての記載がない場合

返済に遅延があった場合

取引履歴を確認した上で利息制限法の上限金利以上の金利を取っている場合には正しい金利に計算をし直す必要がありますが、返済に遅延があった場合には遅延損害金という費用がかかり利率が高くなります。

遅延損害金を正しく計算して請求した場合であっても貸金業者によっては遅延損害金がいつからいつまで掛かるのかを争点として裁判で争ってくることもあり手続きが複雑になります。

毎月規定通りに返済していた場合には自力での計算も比較的簡単ですが、遅れたことがあるかもしれないという場合には弁護士や司法書士の力を借りましょう。

借り入れと返済を繰り返した場合

お金を借入枠いっぱいまで借りて、いったん返したら再度お金を借りる。このような話はよく聞きます。この場合であれば計算ソフトでも対応できます。

対応できないのは、一度完済した後に同じ貸金業者から再度借り入れをした場合です。

1回目の借り入れが終わったタイミングで時効のカウントが始まりますが、もし1回目と2回目の借金が同じ取引(一連取引)だと裁判所が認めれば時効のカウントは2回目の返済が終わってから始まることになるので、1回目の借金完済から10年以上が経過していても時効にならない可能性があります。

一連取引と判断されるかどうかは裁判官によっても意見が異なるため、一度完済したことがあるという場合にはより多くのお金を取り戻すためにも必ず弁護士や司法書士にご相談ください。

取引履歴にすべての記載がない場合

貸金業者には顧客の取引情報を保管し、要求があれば開示する義務があります。しかし、保管期間は10年と定められていますので貸金業者によっては古い取引履歴は処分しているということがあります。

取引履歴がすべてそろわない場合には計算ソフトを使っても過払い金を調べることはできません。

推定計算という方法を用いますが、個人で判断することは難しいため必ず弁護士か司法書士にご相談ください。

自分で過払い金請求をしても問題ないか?

過払い金請求は弁護士や司法書士でなくとも、自分で行うこともできます。

過払い金請求の方法は正しい過払い金さえわかれば請求と交渉をするだけですので、特別に難しいことではありません(交渉が難航し、裁判になることはあります)。

しかし、自分で過払い金請求をする場合には次のような場合にブラックリストに載るリスクを伴うことがあります。

  • 同じ会社の別サービスで借り入れがある場合
  • 貸金業者が保証会社になっている場合
  • クレジットカードのショッピング枠の残債がある場合

過払い金請求をする際にリスクがあるかどうかを判断することは個人では難しく、仮に自分で過払い金請求をする場合であっても一度弁護士や司法書士に相談することをおすすめいたします。

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過払い金の計算が終わった後はどうすべきか?

過払い金の計算が終わったら過払い金請求をすべきです。

当たり前のことと思われるかもしれませんが、意外に過払い金を計算してそのままにしておく方が多いです。

過払い金には請求期限(消滅時効)があり、過払い金請求をすることで時効を止めることができるのですが、取引履歴の開示や過払い金の計算を行っただけでは時効を止めることはできません。

また、借金返済中の方で過払い金請求をするとブラックリストになることを恐れている方もいますが、発生している過払い金の額によっては借金を完済し、ブラックリストに載らずに手続きを進められることがあります。

請求が遅くなると取り戻せる金額が少なくなったり、請求そのものができなくなったりする恐れがありますので、お早めに弁護士や司法書士にご相談ください。

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正確な過払い金の計算をするには弁護士か司法書士しかない

このように過払い金の計算はソフトを使うことで無料で調べることができます。

しかし、過払い金の計算ソフトを使ったとしても入力を間違えたり、支払いの遅延を考慮しなかったり、取引履歴の一部が無かったりした場合には正確な金額を調べることはできません。

過払い金請求を業務としている弁護士や司法書士であればどのような場合であっても過払い金を調べることができます。

自分にも過払い金があるかもしれないと思た場合には弁護士や司法書士に相談するようにしましょう。

杉山事務所であれば過払い金についての相談、調査、着手金は無料で行っておりますので、ぜひ無料相談をご利用ください。

代表司法書士杉山一穂近影
  • 司法書士法人杉山事務所
  • 代表司法書士 杉山一穂
  • 大阪司法書士会 第3897号
  • [プロフィール]

大学卒業後就職するも社会貢献できる仕事に就きたいと考え、法律職を志し、司法書士試験合格。合格後、大阪市内の事務所で経験を積み、難波にて開業。

杉山事務所では全国から月3,000件を超える過払い・借金問題に関する相談をいただいております。債務整理や過払い金請求の実績豊富な司法書士が多数在籍し、月5億円以上の過払い金を取り戻しています。

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