過払い金請求をする流れの中で、必ず必要になる書類が取引履歴です。取引履歴とは、いくら借りていくら払っているか、すべての取引内容が記載されたものです。消費者金融やクレジットカード会社などの貸金業者との今までの取り引きが記載されている書類になります。取引履歴を確認し、グレーゾーン金利で利息を払っていたら、過払い金を利息制限法に基づいた引き直し計算によって算出します。
取引履歴の取り寄せ方法ですが、貸金業者のサービスセンターなどに連絡をし「取引履歴がほしい」と伝えれば1週間~2週間程度で送られてきます。この時、使用用途を聞かれることがありますが「過払い金請求をする」というのはやめておきましょう。
過払い金請求をした際に、貸金業者に今までの返済を過払い金と知りながら支払っていたと主張されてしまい、最悪の場合過払い金請求の手続きができなくなる可能性があります。過払い金請求最大のデメリットは過払い金請求できなくなってしまうことです。
取引履歴の取り寄せをすると、書類が自宅に届くことが多いです。過払い金請求をお考えの方の中には、借金していたことを家族にバレたくない方もおられると思います。そういった場合は、司法書士や弁護士などの専門家に依頼してください。専門家に依頼すると、貸金業者とのやり取りを全て任せることができ家族にバレないよう配慮もしてもらえます。
取引履歴の取り寄せ、過払い金の計算を無料でおこなっています。過払い金請求をしたいが、貸金業者に連絡するのを躊躇している方や、貸金業者からの書類が自宅に届いてほしくない方は、お気軽にお問い合わせください。
貸金業者には、契約者が取引履歴の請求をした場合には公開する義務があります。そのため、何度か開示請求をしたのにも関わらず、それに応じらない場合は監督庁に行政処分の申立てをします。
一部の貸金業者では取引履歴をある一定の期間保存後に処分したと主張し、取引履歴の一部しか公開しない場合があります。これは取引履歴の保存義務が10年となっている為です。
こういった状況の場合は、処分されわからない部分を推測計算するか、開示された時点で残高が0円だったと仮定し過払い金の引き直し計算をする方法をとります。
大学卒業後就職するも社会貢献できる仕事に就きたいと考え、法律職を志し、司法書士試験合格。合格後、大阪市内の事務所で経験を積み、難波にて開業。
杉山事務所では全国から月3,000件を超える過払い・借金問題に関する相談をいただいております。過払い金請求に強い司法書士が多数在籍し、月5億円以上の過払い金返還実績を上げています。