オリックス・クレジットはカードローンを取り扱う消費者金融です。
そのため、多くの消費者金融と同様に過去に利息制限法の上限金利(15%~20%)を超える金利を返済したことがあれば過払い金が発生する可能性があります。
ただし、オリックス・クレジットは1990年代に金利見直しを行ったので、過払い金が発生する案件も少なく、時効になっていることも多い傾向にあります。
ここではオリックスクレジットの過払い金請求についてご紹介いたします。
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オリックス・クレジットに過払い金が発生している可能性があるのは1990年代以前にオリックス・クレジットまたはオリックス倶楽部との取引がある方です。
多くの消費者金融は2007年頃に金利見直しを行っていますので2007年以前の借り入れに対して過払い金が発生していることを考えるとオリックス・クレジットに過払い金が発生するには厳しい条件があります。
貸金業者からお金を借りる際の金利は利息制限法という法律で借入額に応じて15%~20%という上限金利が定められています。
しかし、多くの貸金業者は出資法の上限金利(29.2%)を根拠に20%以上の金利を取っていました。
オリックス・クレジットは1990年代に上限金利を20%以下に引き下げています。オリックス倶楽部はオリックス・クレジットに吸収された2004年4月に上限金利を引き下げています。
そのため、1990年代以前にオリックスから借金をした場合には支払いすぎた利息(過払い金)が発生する可能性があります。
オリックス・クレジットに過払い金が発生する条件は1990年代以前に借金をしていることでしたが、この条件を満たしていても次の場合には過払い金請求できなくなります。
オリックス・クレジットはオリックスの子会社であり経営は安定しています。そのため、オリックス・クレジットの倒産リスクは非常に低いですが、かつて消費者金融最大手であった武富士が倒産したことを考えると将来的に絶対に倒産しないとは言い切れません。
過払い金には消滅時効があり、最後の取引から10年が経過すると時効が成立し過払い金を取り戻せなくなります。
最後の取引というのは最後の返済日ですので、現在でも返済中の場合には時効が成立することはありませんが、一度でも完済したことがあれば時効により過払い金が取り戻せなくなることがありえます。
オリックス・クレジットに過払い金が発生する条件は厳しいため、オリックス・クレジットからお金を借りたことがある場合には早めに弁護士や司法書士に相談し、過払い金があるかどうかを確認しましょう。
オリックス・クレジットの過払い金の返還率と入金までの期間は「早期解決を重視し、話し合いの交渉のみ」で終わらせるか、「金額を重視し、裁判手続きに進むか」によって異なります。
一般的には話し合いの交渉だけであれば早く終わり、裁判をすることで時間はかかるもの高額の過払い金を取り戻すことができます。
過払い金請求には多くの過程があり、弁護士や司法書士に依頼することをお任せいたします。
オリックス・クレジットの過払い金請求の流れをご紹介いたしますが、専門家に依頼した場合には依頼後、連絡を待つだけで過払い金を取り戻すことができます。
過払い金請求は貸金業者から取引履歴を取り寄せるところから始まります。
取引履歴には過去の借入額、借入日、返済額、返済日などが記載されておりますので、日付と金額から返済の際の金利を調べることができます。
オリックス・クレジットから取引履歴が届いたら過払い金の引き直し計算を行います。
エクセルが入っているパソコンであれば計算ソフトを使うことで比較的簡単に計算することができますが、取引が古い場合には一部の取引履歴が記載されていない場合があります。
過払い金の引き直し計算を間違えると取り戻せる金額が少なくなることがありますので、自分でやるよりも弁護士や司法書士に依頼した方が確実でしょう。
過払い金の引き直し計算が終わったらオリックス・クレジットに過払い金の請求書の内容証明を送ります。
請求書は契約番号や会員番号なども含め、どの契約に対して誰がどこにいくら請求したのかが明確であるひつようがあります。
オリックス・クレジットに過払い金請求書を送ると、オリックス・クレジットの担当者から連絡がきますので過払い金の返還時期や返還金額について交渉を行います。
相手は請求した金額の全額を返金すると言ってくることはまずありませんが、相手の提示した金額に納得ができるものであれば和解できます。
話し合いにより過払い金の交渉を行っても提示された内容に納得ができない場合には過払い金請求を裁判にて行います。
裁判を行うと時間はかかりますが、発生した過払い金の全額を取り戻すことができ、さらに過払い金に対して利息を付けて取り戻すこともできるようになります。
裁判所は平日の日中しか開いていませんので、自分で裁判をすると出廷をしなければなりませんが、弁護士や司法書士に依頼した場合には裁判も含めすべての手続きを代行してもらえます。
話し合いにより和解した後、または、裁判にて解結した後にはオリックス・クレジットから口座に過払い金が返金されます。
弁護士や司法書士に依頼した場合には、一度弁護士事務所または司法書士事務所の口座に振り込まれ、手数料を差し引いた金額が返金されることになるのが通常です。
オリックス・クレジットの過払い金は発生条件こそ厳しいもの、発生した過払い金は話し合いの交渉でもほとんどを取り戻すことができます。
ただし、オリックス・クレジットの過払い金請求には注意点もございますのでご紹介いたします。
オリックス・クレジットはオリックス銀行と北陸銀行の保証会社になっています。
そのため、オリックス・クレジットに過払い金があったとしてもオリックス銀行のカードローンや北陸銀行のほくぎんフリーローンを利用している場合には発生した過払い金がカードローンに充当されてしまい、ブラックリストに載ってしまう可能性があります。
ブラックリストに載ることを避けるためにも事前に弁護士や司法書士に相談し、事前に過払い金請求のリスクについて確認しましょう。
オリックス・クレジットの過払い金請求における勘違いに、オリックス・クレジットとオリックス銀行が混合されているというものがあります。
オリックス・クレジットとオリックス倶楽部からの借り入れについては借りた時期によっては過払い金が発生することがありますが、オリックス銀行のカードローンには過払い金は発生しません。
過払い金は利息制限法の上限金利(15%~20%)を超えた場合に発生しますが、オリックス銀行のカードローンでは利息制限法を超える金利での貸し出しをしたことがないためです。
オリックス・クレジットに過払い金請求をしても返済中の住宅ローンには影響しません。
オリックス銀行以外で住宅ローンを組む場合にも問題ありませんが、オリックス・クレジットに過払い金請求をした後にオリックス銀行で住宅ローンを組む場合には影響が出る可能性があります。
住宅ローンの審査は申込時の年齢、収入、借入金額などを総合的に判断して各銀行により審査内容が変わります。
1976年にファミリー信販として設立された消費者金融会社。オリックスVIPローンカードで有名。低金利での貸し出しをしていたため、1990年代からグレーゾーン金利での貸し出しは行っておりません。しかし、2004年に合併したオリックス倶楽部ではグレーゾーン金利での貸し出しを行っていたため、支払いが長期化されている方には過払い金が発生している可能性がございます。
商号 | オリックス・クレジット株式会社 |
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URL | https://credit.orix.co.jp/ |
代表取締役社長 | 山科裕子 |
設立 | 1979年6月 |
本社所在地 | 〒190-8528 東京都立川市曙町二丁目22番20号 立川センタービル |
貸金業者登録番号 | 関東財務局長(13)第00170号 日本貸金業協会会員 第003540号 |
関連会社 | オリックス株式会社 |
大学卒業後就職するも社会貢献できる仕事に就きたいと考え、法律職を志し、司法書士試験合格。合格後、大阪市内の事務所で経験を積み、難波にて開業。
杉山事務所では全国から月3,000件を超える過払い・借金問題に関する相談をいただいております。債務整理や過払い金請求の実績豊富な司法書士が多数在籍し、月5億円以上の過払い金を取り戻しています。