過払い金の無料相談先は次の5か所です。
それぞれのメリットやデメリット、選び方を理解することで、自分の状況に合った相談先を選べ、スムーズな借金解決につなげられます。
司法書士法人杉山事務所が過払い金無料相談先5か所とメリット・デメリット、選び方をわかりやすく解説します。
弁護士・司法書士事務所以外の過払い金無料相談先は次の4か所です。
共通点は、過払い金請求の依頼まではできないことです。過払い金の一般的な情報を得たり、弁護士・司法書士に依頼する前の橋渡しとして利用したりします。
市区町村の法律相談では過払い金の無料相談が可能です。事前予約の上、弁護士や司法書士が対面や電話で対応します。市区町村によって相談時間や対象者などは異なります。大まかな内容は表のとおりです。
時間 | 20分~30分程度 |
---|---|
対象者 | 対象市区町村の在住者や通勤・通学者 |
場所 | 最寄りの市区町村役場 |
問い合わせ先 | 最寄りの市区町村役場 |
メリットは、気軽に弁護士・司法書士からアドバイスを受けられることです。
弁護士・司法書士事務所などのかしこまった場所に行くのは、足が重く感じる人もいます。気軽に相談したい人にとって、市区町村役場での法律相談は適切です。
一般的なアドバイスにとどまりますが、弁護士・司法書士への相談で冷静にもなれます。
デメリットは、過払い金専門外の弁護士・司法書士が対応する可能性もあることです。
過払い金を専門としない弁護士・司法書士が対応した場合、相談者の状況に合った的確なアドバイスができないこともあります。適切な対応を取れないと、過払い金の解決が遅くなることもあるのです。
消費生活センターでも過払い金の相談が可能です。消費生活相談員が電話や対面で対応します。相談内容によっては、弁護士が助言します。
サービス内容は表のとおりです。
対象者 | 誰でも可 |
---|---|
問い合わせ先 | 消費者ホットライン「188」に電話することで最寄りの消費生活相談窓口につながる |
メリットは、適切な相談先を見つけられることです。
消費生活相談員は、消費者に取り巻く問題を解決する役割を担っています。相談内容に合わせた専門機関を案内してくれるので、どこに相談すればいいのか分からない人が最初に利用するのにおすすめです。
一方で、消費生活相談員は法律・過払い金を専門としていません。あくまで相談者の置かれている状況を把握して、次の行動をアドバイスするにとどまります。
法テラスでも過払い金の相談が可能です。法テラスと契約する弁護士・司法書士が電話や対面で対応します。事前予約制です。
サービス内容は表のとおりです。
時間・回数 | 30分程度・1つの問題につき3回まで |
---|---|
対象者 | 収入等の要件を満たした者 |
場所 | 最寄りの法テラスか契約する弁護士・司法書士の事務所 |
問い合わせ先 | 最寄りの法テラス |
メリットは、1つの問題につき3回まで相談できることです。
合計1時間半にわたり相談できるので、より深い相談がしたい人に適しています。
デメリットは、収入等の要件を満たした人しか利用できないことです。
法テラスは生活が苦しい人も利用できるように設立された機関です。収入や資産が一定額以上であれば、他の機関を探さざるを得なくなります。
弁護士会が運営する法律相談センターでも過払い金の相談ができます。事前予約制です。
大まかな内容は表のとおりです。
時間 | 30分程度 |
---|---|
対象者 | 誰でも可 |
場所 | 最寄りの法律相談センター |
問い合わせ先 | 最寄りの法律相談センター |
メリットは、裁判の当事者でも相談できることです。
弁護士会では民事当番弁護士制度があり、裁判中で弁護士に依頼していない人であれば利用できます。過払い金を自力で取り戻そうとして裁判を起こしたものの、裁判所から弁護士に依頼するよう勧められた人なども利用可能です。
デメリットは、正式依頼した場合に費用が割高になる可能性もあることです。
弁護士費用は、司法書士費用よりも高い傾向にあります。弁護士会で相談し正式に過払い金請求の依頼をすれば、弁護士が担当することになります。費用を抑えたければ、他の弁護士・司法書士とも比較する必要があるのです。
過払い金の無料相談は弁護士・司法書士事務所がおすすめです。
他の相談先よりも、自分の状況に合った的確なアドバイスを受けられます。
弁護士・司法書士事務所に相談するメリットは次の2つです。
メリットを知ることで、相談する際の不安を解消できます。
過払い金専門の弁護士・司法書士事務所を探して相談することで、請求した場合の手続きが明確に分かります。
無料相談の時点でおおよその所要時間や流れが分かることで、借金解決の見通しが立てられるのです。
はじめから弁護士・司法書士事務所に相談することで、過払い金請求までスムーズに行えます。
他の相談先で相談後にあらためて事務所に赴くことは、二度手間です。しかし、最初から事務所で相談することで時間が短縮されるので、素早い過払い金回収につながります。
一方で、デメリットは次の2つです。
デメリットを知ることで、事務所選びで注意するべき点も分かります。
過払い金専門外の弁護士・司法書士に無料相談した場合、時間がかかることも考えられます。過払い金に慣れていないため、相談者の質問にすぐに答えられず、無料相談の時間を超えて有料で相談することになってしまうのです。
無料相談後にしつこく勧誘する弁護士・司法書士事務所もあります。納得のいかないまま契約を結ぶと、自分の要望を伝えられないまま話が進むことも考えられるのです。
弁護士・司法書士事務所の選び方は次の4つです。
上記4つについてはホームページで確認することをおすすめします。ホームページでも分からないことは、電話で問い合わせてみましょう。
過払い金請求を専門とする弁護士・司法書士であれば、貸金業者とスムーズに交渉できます。
貸金業者ごとの豊富なデータも持っているので、相談者の状況に合わせて手続きを進められるのです。結果として、いち早く過払い金を取り戻すことにもつながります。
費用を明確に公開している弁護士・司法書士事務所であれば、自分たちの利益よりも相談者を第一に考えている事務所と言えます。
過払い金請求の主な費用は次の5つです。
注意点は、追加費用がかかる事務所もあることです。たとえば、裁判に入ったときに事前に説明されなかった費用を請求する事務所もあります。ホームページ上で追加費用の有無が分からない場合には、無料相談前に電話で聞きましょう。
成功報酬率の低さだけではなく返還率の高さに着目することで、過払い金をより多く取り戻せる事務所かどうかが判断可能です。
たとえば、成功報酬率20%のA事務所と18%のB事務所があるとします。返還率はA事務所が100%でB事務所が60%です。過払い金100万円の場合、取り戻せる金額がA事務所80万円とB事務所49万2000円万円と大きな差が生じます。
A事務所 | B事務所 | |
---|---|---|
成功報酬率 | 20% | 18% |
返還率 | 100% | 60% |
取り戻せる金額 | 80万円 | 49万2000円 |
成功報酬の低さだけに着目すると、実際に受け取れる金額が少なくなる可能性もあります。とくに成功報酬率の低さを前面に宣伝している事務所であれば、実際の返還率を無料相談前に確認しましょう。
出張面談対応の弁護士・司法書士事務所であれば、障害のある人や遠出ができない人も利用可能です。
自宅などでの面談にも対応することは、相談者を第一に考えた事務所と言えます。
司法書士法人杉山事務所では過払い金の無料相談を承っており、お客さまの状況に合った解決方法を提案いたします。不明な点も解決しながら進めますので、ご安心ください。
無料相談のご予約はお電話・メールにて承っております。お気軽にお問い合わせください。
>過払い金請求の無料相談・ご予約について大学卒業後就職するも社会貢献できる仕事に就きたいと考え、法律職を志し、司法書士試験合格。合格後、大阪市内の事務所で経験を積み、難波にて開業。
杉山事務所では全国から月3,000件を超える過払い・借金問題に関する相談をいただいております。債務整理や過払い金請求の実績豊富な司法書士が多数在籍し、月5億円以上の過払い金を取り戻しています。