クレジットカードのリボ払いは過払い金請求できるのか?

クレジットカードのリボ払いは過払い金請求できるのか?

消費者金融やクレジットカードの返済方法の一つに「リボ払い」があります。リボ払いとは簡単にいうと毎月一定の返済額を払い続けるという方法です。

月の返済額が低く抑えられ、借入額が増えても設定を変えない限り変動しないため、多くの方がこのリボ払いを使っています。

ここではリボ払いは過払い金請求することができるのかを、リボ払いの仕組みとあわせ詳しくご説明いたします。

リボ払いで過払い金が発生するのか?

結論からいいますと、貸金業者が高金利で貸付をしていた期間にリボ払いで返済をしていた場合、リボ払いで過払い金は発生します

分割払いでの利用でも、今回説明しているリボ払いでの利用でも極端に言えば一括返済をした場合でも、借入時期が法律改正前の2008年より以前であれば、現行の法律で定められている15~20%を超える年利29%近くの利息を払ったことのある可能性があり、過払いが発生している可能性があります。

リボ払いで返済をしていた場合、完済までの期間が長期化しているケースが非常に多いため、より高額の過払い金が発生していることも考えられます。

リボ払いで過払い金請求ができるのはキャッシング利用のみ

リボ払いで過払い金が発生するのはキャッシングで借り入れをした場合に限られます。ショッピング枠の利用は貸付金、つまり借金ではなくカード発行している信販会社が、ショッピング分を利用した商店に代行支払いしている「立替金」と解釈されるので、過払い金が発生しないからです。

リボ払いで過払い金請求をする上の注意点

カードのキャッシング枠での利用をリボ払いしている場合では、過払い金が発生している可能性がありますが、請求するに当たってはいくつか注意すべき点があります。

過払い金請求をしたカードは使用できなくなる

過払い金請求をした時点で請求先のカードの利用は全面ストップ、そして返還請求が成立した後も、利用することはできません。

クレジットカードは、ポイントの付与など多くのサービスをしているため、それを期待して公共料金や携帯電話代の支払いに使用している場合も多くあるでしょう。 そんな場合は、使用しているカードを変えたり、口座振替の手続きをしておく必要があります。

ショッピングの利用中で残高がある場合、返還される過払い金と相殺される

ショッピング利用分に対して過払い金は発生しないものの、キャッシング利用分に対して行った過払い金請求が成立した瞬間に、もしショッピング利用分が残っているときは、返還予定額の中からショッピング利用残高が差し引かれて相殺されます。

1円でもショッピングの支払いが残っている状態で過払い金請求の手続きをした場合、「過払い金請求」ではなく法律的には「任意整理」として扱われるため、請求先カード利用分はキャッシング、ショッピング関係なく一括で処理されます。

この時、過払い金が高額でショッピングの支払いを上回った場合は、一時的に任意整理と処理されますが、その後過払い金請求と判断されるのでブラックリストにのる(信用情報に事故情報が登録される)ことはありません

ただし、ショッピングの支払いが残ってしまった場合は任意整理の手続きとなり、約5年間信用機関に事故情報として登録されていまいます。

ブラックリストにのりたくない場合は、ショッピング枠を完済する

信用情報機関に事故情報が登録されると、今後他のクレジットカード会社(信販会社)でカードを発行したり、銀行などでローンを組むことが困難になります。ブラックリストのデメリットを避けるためには過払い金請求をする前にショッピングの支払いを終わらせることをおすすめします。

リボ払いはカード会社が得する仕組みになっている

返済のしやすさから利用者の多いリボ払いですが、実はカード会社にとっては大きな利益を安定して手に得ることのできる仕組みになっています。返済金額を低く設定しても、カード会社がこのリボ払いで利益を上げられる理由は大きく分けて2つあります。

リボ払いは返済期間の長期化する

リボ払いとは多くの場合、利用金額の大小に関わらず、あらかじめ決めた定額の返済を、完済に至るまで毎月続ける返済方法です。

カード会社でそれぞれ設定は変わってきますが、おおむね5,000円程度から1,000円単位で段階的に返済額を決めることができ、前もって決めていればあらためて変更手続きを踏まない限り、金額は自動変更などされません。

つまり、ショッピングやキャッシングでカードを利用しても毎月の負担額が固定されるため、毎月の家計の管理がしやすく、支払いも楽だと考えられがちです。多くのクレジットカード所持者が安易な気持ちで、自らのクレジットやショッピング枠一杯に利用するケースが増えています。

しかし、ここで忘れてはいけない見逃しやすい点が、利用額が増えても返済金額の変更がないこのリボ払いでは、追加利用が増えるにつれ、返済期間はどんどん延びていくことです。

分かりやすくするため、キャッシング利用での例にあげますと、10万円を借り入れ、リボ払いで月々5,000円ずつ返済するとします。この場合、計算しやすくするため金利を無視して考えると、完済までに20カ月かかる計算になります。

しかし、返済途中の10カ月目に追加で、もう10万円借り入れたとすると、完済までには最初の借り入れ開始から40カ月となり、倍の期間がかかってしまいます。しかも、ここでは金利や手数料を計算に入れませんでしたが、当然ですがクレジットカードでのキャッシングは紛れもない「借金」ですので、支払い期間が伸びればその分かかってきます。

つまり、カード会社にとってみればリボ払いとは、気軽に利用することができ返済期間が延びてしまう可能性が多く、金利や手数料を長く受け取り続けられる、貸金業者が得をする返済方法と言えるのです。

リボ払いは元本がなかなか減らない

カード会社の利益は貸付やショッピング利用に対してかけている、手数料や金利によるものです。そして手数料や利息による利益率は、「元本」といわれる、カード利用分の種類と金額の大きさで変わってきます。

法律上は「立替金」と位置付けられているショッピング利用額より、現金を借り入れるキャッシング利用の方が高い利息と手数料が課せられています。

利用する金額が多ければ多いほどカード会社が手にする利益は多くなり、返済が長期にわたってくれる方が、カード会社としてはありがたいわけです。

キャッシングリボの危険性

実は、このカードのキャッシングリボによる借金の支払い方法には「元利均等返済方式」と「残高スライド元利定額返済方式」の大きく2つあります。

多くの場合リボ払いでは、「元利均等返済方式」が採用されていることが多いです。ここでひとつ、危険性が高いといわれる「元利均等返済方式」について、すこし極端ですが例をあげながら説明します。

借金への利息が高かった時代、29.2%の利息でカードのキャッシング枠から、月5,000円支払いのリボ払いを20万円まで一気に利用したとします。そして、1カ月が経過すると、元本である20万円にかかってくる利息は1カ月で約4,800円となります。

しかし、「元利均等返済方式」を採用しているリボ払いの場合、毎月支払う返済金額は定額の5,000円なので、減る元本はわずか200円。

この状態は、カード会社からすれば利息は取り続けながら、肝心の元本は減りにくいという理想的な状態です。しかし、カード利用者にしてみれば、借金からいつまでたっても抜け出せない状況になってしまうリスクがでてきます。

また、「残高スライド元利定額返済方式」を採用している場合は、利用残高が多いときはリボ払いでの月の返済額も高く設定され、残高が減るごとに毎月の返済金額が減っていくため、一見危険性は低いように感じられます。

ですが、返済金額が下がっていくごとに、合わせて元本充当分が減るようにうまく作られているため、こちらもいつまでたっても完済できないばかりか、家計に苦しみ再度利用すれば、また高い返済金額に逆戻りになる可能性も否定できません。

リボ払いの過払い金請求の相談

過払い金請求は「完済後10年」と定められている時効が迫っているケースも多いため、スピーディーな対応が求められます。 月3,000件以上の過払い金請求の相談を受け、過払い金請求を数多く解決しております。

今回説明してきたクレジットカードのリボ払いによって借金で長く苦しんできた方からの相談も多くありますが、無事に過払い金を取り戻し、借金問題を円満解決してきた実績もございます。

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